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徒然漫画語り・其の百六ー売野機子『MAMA』‐完結編‐

2巻までを読んで書いた以前の記事はコチラ⇒徒然漫画語り・其の八十二―売野機子『MAMA』

何ひとつ関係ないんですけど…
いや、関係なくもないんですけど…

昨日! 私は! 『STAR WARS エピソード7』を観てきたんです!!! ちょう胸アツです!!!!
映画として素晴らしいのかと言われればよく分からないですが、スター・ウォーズとしては完璧でした!!! 

で、ここで重要になってくるのは、私がエピソード4~6を10歳くらいの時に観ている(特に4に関しては映画館でデジタルリマスター版で)という点なんじゃないかと思います。それはつまり、実際に20年前に観て、私はその20年間を自分の歴史とともに生き延びて、その間にインディ・ジョーンズなハリソン・フォードを観たり、エピソード1~3が公開されたり、エアフォース・ワンなハリソン・フォードを観たり…中学生になり高校生になり大学生になって社会人になってそれも割とベテランになってみんなに頼られすぎてて。そして昨日のスクリーンで老齢のハン・ソロと再会した時の高揚たるや…!!! 我ながらびっくりでした…!!!!

映画の画面の大きさってどんなシーンでも一緒じゃないですか、超当たり前だけど。だけど、ハン・ソロ初登場のシーンは確かに漫画で言ったらば“見開きドーーーン!!!”ってゆう! 確固たる華があったんですよおおおぉぉぉ!!!!!


…本題です。
『MAMA』、半月くらい前に最終巻を読み終わってたんですけど。
読了した時の率直な感想を述べてしまいますと、「あと、あと2ページでいい、見開き2ページ分の余白が欲しかった…!!」というのがワタクシ個人の希望でありました。それはなんというか、私が実際的に一緒に年を重ねられなかった分を補うための2ページとして。

“天使”という不可思議な宿命的未来をひとつの可能性としてその身に背負った少年たち。神の導きにより命を失う者、声変わりをして新たな将来の模索の道を手にする者。天使になることに憧れを抱く少年たちの中で、怯え続け自らの不運を嘆き続けた薄倖のガブリエル。ギャビー。あまりにも美しい歌声を有す彼に新たな衝撃的な事実が明かされたとき、自らの意志ではままならぬ“天使”という未来を仄めかされ続けた彼が選んだ道は――…。

その道の。
寂しさと美しさと、与えられた祝福の時間を共に歩くために。私は私のページをめくる手を一瞬休めるための2ページが欲しかったとその時は思ったのだけれど。半月経って読み返してみて、その時間は今から作っていくものなのかもしれないとも思いました。デボラはあのあとどうしたんだろうって、それだけが気がかりではあるけれど、うん、天使になった少年たちも、ならなかった少年たちも、それはそれは悲しく素晴らしい物語だった。後からついてくる実際的な時間を楽しみに、まだまだ読み返そうかと思います。


少年は、大人になる。

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