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徒然漫画語り・其の百三―麻生みこと『海月と私』

かれこれ漫画読み歴が20年以上になると、なかなかリアルタイムで追い続けられる作家さんというのは相当に絞られてくるです。少なくとも私の場合は、ということだけれども。
作風の変化もしくは私自身の変化から離れてしまうことはままあるし、作家さんご自身が筆を折ってしまわれたんだろうなぁといういちばんやるせないケースも見受けられるし。

麻生さんを初めて読んだのは15年前だから、相当に長い。長いねー! 正直言って毒が強くてあまり読めなかった作品もあるし、「読めなさそうだな!!」という勘で手を付けていないままの物語だってあるんだけど、長く付き合うにはそれくらいの方が良いのかもです。お陰様で素敵な話をこの歳になっても読めている。

作中では明確な地名は出てこないので、舞台設定はなんとな~く伊勢とか志摩の方なのかなぁなどとと勝手に思っていたら、伊豆みたい。なんで分かったかというと私自身が伊豆に行きたくなって調べてたら「ぐり茶」という名称がガイドブックに出て来て「知ってる―!!!」と(心の中で)叫んだためです!! そうなの、伊豆行きたいの!!

だからたぶん、疲れてるんじゃないですかね??(笑) 私、疲れてるんだと思いますよ??(笑)
読みながら、「そろそろ私もこのような宿にふらりと行って癒されたらよろしいんじゃなかろうか~~??」という欲がむくむくと沸いてきてですね(笑)。たぶん行くんじゃないかな、年明けとかに(笑)。
なんというか、不倫相手と泊りに来て奥さんが乗り込んできて独り取り残された石山さんのエピソードがすごく好きで。波の音に包まれて熟睡してる姿見てね、いいなってね。思ったの(笑)。マンボウ、昔食べたなぁ。叔父が漁師だから、一般流通してない魚を食べてたんですよねぇ。シイラとか。シイラ食べたいな。

というわけで、目の前に詰めたスケジュールを片付けたら一切白紙で行きたいなと思う30歳を迎えて初めての秋です。旅と漫画に明け暮れたい。久々にここにもたくさん書きたいですね。いつもそんなこと言ってあんまり更新できてないんだども…(゚ー゚; 
そして、数ヶ月か1年か何年かして、大好きな人のところに帰りたいんだよね。一生彼を観続けるために。などなど。この辺は私の戯言ね(笑)。

それにしても各巻、表紙がとっても素敵。背表紙も素敵。装丁が素敵。モノクロ作画はデジタルで描かれてるけど、カラーはアナログの味が出てます。2巻のイラストだけ紙が違うのかな? 塗りや印刷の関係とかかもだけど、紙の凹凸まで触れられそうな感じがたまらんです。空と、海と、風と、光と。ぜんぶ感じられる。

最終巻の描きおろし漫画「すがやん日誌」のオチは、これぞ麻生みこと!! な一言です(笑)。お見事!!

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