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徒然漫画語り―其の九十九・岩舘真理子『黄昏』

老いてゆく父と母。
見るべきものもなく、学ぶべきものもなく。
息子である自分の荷となり枷となるだけの、幸福で、愚かな両親。

黄昏に染まる砂浜で、息子はけれど真実を知る。
自らが心の内に抱えていた真実を。


…人にお貸し頂いて読みました。岩舘真理子さんももちろん名前だけは存じていた作家さんなのですが、なんだかんだ縁が無いまま今まで来てしまいました。
けれども、この雰囲気を懐かしみながら、行間から溢れ出る行き場を失くした悲しい思いに触れながら読み進められた気がするのは、どこかでこの方の系譜を継いだ物語を読んだからではないだろうかと、そう思うのです。

受け継がれるべき、系譜。
淡く儚い、夕闇の夢。

〝誰そ、彼は〟

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